連絡先：

2023/12/24

作成

ＪＨ３ＭＫＰ作成

開催日：

2023年

12月

9日

20:59

～

23:15

開催方法：

ｚｏｏｍ

第１部

２０：５９～２１：３８（参加者：計6名メイ）

講師：

ＪＥ６ＣＫＬ/北御門ミカドさん

参加者

ＭＣ：

ＪＨ３ＭＫＰ

ＪＱ３ＦＰＬ，ＪＡ３ＭＭＲ

ＪＳ３ＯＳＩ（共用資料：画像等トウ送出）

ＪＡ６ＥＣＮ様サマ

初参加のＪＡ６ＥＣＮ/長崎・長尾氏シの自己紹介の後、早速講師/北御門さんによる「かんてな」に

ついての講演を始めていただきました。

第１部は北キタ御門さんの自己紹介ショウカイに続き

・「カンテナ」とは？

その歴史：

第１次　１９８０年代ダイ前半,OMの晩酌のビール缶（S社のペンギンの缶ビール）で作った【缶テナ】

430M用のホイップ・GP型

第２次ジ　２リットルのビール缶で作られた物が有名

430M用のホイップ・GP型

第３次　２０２２年　ＪＥ６ＣＫＬ/熊本の無線アイボールイベントで発表以来続々と新作発表

（HAM world 2023年3月号掲載など）

144・430・1200M対応をはじめとして他のバンドへの対応や新材料ザイリョウ導入など。

さらなる拡張・可能性・バリエーションを模索中チュウ

カンテナの特徴トクチョウ:：

第２部

２１：４９～２２：２８（参加者：計8名）

講師：

ＪＥ６ＣＫＬ/北御門ミカドさん

参加者

ＭＣ：

ＪＨ３ＭＫＰ

ＪＱ３ＦＰＬ，ＪＡ３ＭＭＲ，ＪＡ３ＲＤＵ，ＪＦ１ＩＲＵ

ＪＳ３ＯＳＩ（共用資料：画像等トウ送出）

ＪＡ６ＥＣＮ様サマ

１０分の休憩の後、ＪＡ３ＲＤＵ，ＪＦ１ＩＲＵ各局キョクの参加を得て第ダイ１部の続きを講師/北御門ミカドさんにより

「かんてな」の少し技術的な話ハナやアンテナをおしゃれに変身させる着せ替カえコーディネイト、はたまた

新素材を使った取組みによる検証実験の報告などもして頂きました。

最後に海外での事例も紹介していただきましたが、今回の講演を通じて一人でも多くの方に興味を

持っていただき、皆さん自身でも様々な遊び心ゴコロのあるアイデアや発想での「オリジナルカンテナ」の

製作などでより【かんてな】を探究していければという思いです。

そしてこの続編ゾクヘンのお話が出来るようになれば最高と思っています。

第３部

２２：３５～２３：１５（参加者：計5名）

講師：

ＪＥ６ＣＫＬ/北御門ミカドさん

参加者

ＭＣ：

ＪＨ３ＭＫＰ

ＪＱ３ＦＰＬ，ＪＡ３ＭＭＲ，ＪＩＦ１ＩＲＵ

第２部でも講師の北御門ミカドさんからの少し技術的なカンテナの動作内容の結果報告や新しい形での

検証報告などがあり、ＺＯＯＭでの時間ギリギリまでお話をして頂いた結果、参加者シャの皆さんとの質疑

応答の時間が取れなくなってしまいましたので急遽第３部ブの設定を行い、５分程度テイドの休憩を挟んで

第３部を開催しました。

相当遅い時間まで続いたこともあり、翌日の予定等トウでやむを得ず参加出来ずに退室された皆様には

申し訳なく思オモっております。

この終了報告書でその後の様子ヨウスをご覧いただければと思います。

ＪＡ３ＭＭＲ

２８、５０Ｍ用ヨウダイポールの先端に缶をつけた例がありますが、私の現在使っているＨＦ帯用ヨウ伸縮

ポールの先端にも缶を乗ノせてもっと低いバンドにも対応出来るか試してみたいと思います。

ＪＱ３ＦＰＬ

私はアパマンで以前作ツクった１６０ｍバンド用アンテナ（ＳＲＡ：スーパーラドアンテナ）ではエレメント先

端でコロナ放電ホウデンを経験したことがあるのですが、カンテナでのそうした放電の経験はありますか？

⇒これまでにそうした経験はありません。（ＪＥ６ＣＫＬ/北御門ミカドさん）

ＪＦ１ＩＲＵ

まだまだ初ハジめてのことを聞いたばかりでよく判りませんが興味を持って聞キかせていただきました。有難う

御座いました。

ＪＨ３ＭＫＰ

モービルホイップ型のカンテナは接地給電方式であるのに対し、２８、５０Ｍ用はダイポール型の先端に

キャパシティハット的な働ハタラきをさせているということで、缶カンを別の動作で使っていると思っています。

カンテナの特徴トクチョウとして、エレメントの短縮タンシュク率が大きく取れることと広帯域のＳＷＲ特性を強調されておら

れますので自分ジブンでも作ってみてその結果を確認してみたくなりました。

ＮａｎｏＶＮＡを使って目でそのアンテナの特性がすぐに見れる世ヨの中となり、私も購入して検証したいと

思います。皆ミナさんも是非自分で作ってみてその動作やデータを確認し、皆でそのデータを共用することで

「カンテナ」の動作等について意見交換や動作理論の理解に役立てればと強く思オモっています。

反省点

今回は事前の資料（上記講演内容テキスト及びカンテナの写真等画像ガゾウ）を恩返しプロジェクトのＴwitter

(現Ｘ）には載ノせていませんでした。

講演に合せた原稿コウの作成時間が掛かったことと、画像の選択（使用承諾及び拡散による責任上の問題

等々の発生を危惧したからです。

その為、折角この企画のＰＲをしたにもかかわらず、名前は聞いたことのある「カンテナ」とはいえ、どの

ような内容ナイヨウの講演なのかわからないうえに、わざわざ知らない人にＺＯＯＭの参加申込までしようとまで

は思われなかったのではないかと。。。

もっと気楽キラクに聞いてみたい！（オープン参加）聞ける企画ならより多くの方に見ミて（聴いて）もらえたのか

も知れません。

この辺りがネット環境での難しさであり、それに対応出来ていないこの恩返しプロジェクトの欠点である

ことを痛感させられた次第です。

より気楽キラクに自分の意見や研究成果が発表でき、それが出来る限カギり多くの方に届トドけられるシステムにな

るよう努力ドリョクしていくつもりです。

以上

以下、捕捉資料

講師の方から、提供された資料①

ハムワールド誌シにも掲載

↑

アンテナとしての新素材、アルミラミネート紙の採用・ポテチカンテナで採用し、動作確認。

紙筒（アルミラミネート加工）の連結に同じくアルミラミネート紙を丸マルめて突っ込んで延長。

上下にスライドできる機構をつけて共振周波数の微調整を可能にしています。

新素材取組み　144M用モビホタイプのポテチカンテナ（写真は３号機）

空き缶アンテナ　カンテナの制作と実験（応用編）

ロータリーダイポールのエレメント先端に

容量（缶）として取付。

短縮しているのにフルサイズとほとんど変わらない

緩やかな広帯域性能を実現できました。

２８Ｍ（下）及び５０Ｍ用（上ウエ）ロータリーダイポールカンテナ

講師の方から、提供された資料②

430Ｍ用のシングルタイプの製作例（一例）です。

私流の作り方カタですが他の各局さんの作り方カタも参考にしてみてください。

↓

すてきな　かんてな　製作のコツ！

基本のカンテナのホネたる材料です。ボルトを切断せずに缶をつけない

1/4ホイップの状態ですと約２６０MHz前後に共振するはずです。

せっかくですので特性を見ておくと後から微調整の際に目安になります。

材料：定尺285mmズン切ボルト、ぺっとボトルのキャップ、

M3スプリングワッシャ、M3ワッシャ大、M4ワッシャ大、蝶ねじ、

コネクタは手持ちのMP5です。

コレをまず作ります。（後で缶をつけます。焼き鳥構造のイメージです）。

ペットボトルのキャップはエレメントとコネクタの絶縁用です。

↑ここにも私のノウハウがあります。詳細は下記

（コスパ重視の為廃材にこだわります　(笑)ワライ）

ノウハウ　↑

・穴はできるだけ最小限で開けてください。

・ボルトを通すときにボルトでタップを切るようにするとキャップのぐらつきが

少なくなります。

・樹脂ですので簡単にタップが切れます。FBです。

缶のキャップ中心付近？にホネがとおる穴をあけます。

ノウハウ　↑

・ここの穴もできるだけ最小限で開けてください。

・ボルトを通すときにボルトでタップを切るようにするとぐらつきが

少なくなります。

・中心の芯出しは一発勝負！(笑)

↓ワッシャを入れて固定します。締め付けは普通のナットでもいいですが

小さいので蝶ナットのほうが施工性はいいです。

ノウハウ　↑

・穴あけ後のバリは取りません。

・ワッシャがずれないためのマーカーの意味イミを備えています。

・下に大きなM4のワッシャを入れます。

ワッシャを２枚重ねして面積確保（M3用とM4用）大きいワッシャは

値段が高くなるので。（^ ^);;

このボルトは撮影用にわざと長めにしていますが微調整用も兼ねて

います。（５センチくらい？）

組立工作精度の冗長性、および共振キョウシン周波数微調整用です。タップを切って

おく意味はここにもあります。

蝶ナットで締め付ツけて給電部ユニットは完成です。

焼き鳥の「鶏肉」を串刺しします（嘘）

缶を取り付けます。(;^_^A

これで、エレメント部分が完成です。

作り方（ボルトの長さ）ですがボルトを長くして串刺し貫通構造にすると

強度があがります。

その場合、上から（写真左側の缶でいう底面）ワッシャを介して蝶ねじで

締め付けます。あまり力を入れると缶がへこみますのでそこそこに。

最終確認調整が終わった段階でボンドで緩まないように固定するといいと

思います。

撮影では４００ｍℓの缶を使っています。そのほかに同オナじキャップサイズで

２６０ｍℓ缶、１９０ｍℓ缶があります。取り替えてみると特性が変わる

のを確認することができます。必カナラずしも大きければいい。というものでも

ないとの感想です。

久しぶりに作ってみたら？ラジアルユニットと組み合アわせると上記の缶だと

大きすぎて共振周波数が低すぎました。

４３０のシングル（１段構造の基本型）ですとさらに小さく100ｍℓのドリ

ンク缶（全長約11センチ）がちょうどよかったです。（1／４λで約６７％

の短縮率）ボトル缶を利用するとエレメントの取替調整が簡単にできてFB。

Mコネと缶エレメントまでの間はできるだけ短くしたほうが特性が安定する

傾向を感じています。

エレメントとコネクタ外側の短絡防止のためのペットボトルキャップを

ひっくり返してつけてみたほうが特性がより安定しました。

尚、接地型アンテナに分類されますのでモビホ基台、もしくはラジアルの

性能で特性が大きく変わります。ノリが今一つの場合はラジアル側エレメ

ントを疑ってください。室内で調整確認するのではなく必ず、運用設置環

境で確認してくださいね。

講師の方から、提供された資料③

【最新作！！】

共振周波数が低くなりすぎたことを逆手にとって！144と

430のそのまんまデユアル動作を作りました。

2バンド型ラジアルユニットの430側は缶を切り開いた板

構造型を採用。

ロッドアンテナよりも特性が緩やかでノリがいいです。

500ｍ缶を使用しました。

144はアローラインと同じ1/4λ（1/2λGP）の動作、

430は缶エレメントは3倍高調波動作になります。

試作モデルではありますがそのまま実戦に使えるくらい

の高い完成度になりました。

2023年12月20日現在の最終モデルです。

しばらくこのQSLカードを使用予定。（(笑)）

ZOOMでお話ししましたように缶のデザインを変

えてみたり、他のドリンク缶・材料を使ってみたり、

皆さんのオリジナルアイデアやデザインを楽しめ

ます。

これが私の提唱する

「令和のカンテナの着せ替えエレメント。」

のコンセプトです。