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2019/11/16 |
作成 |
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ベランダアンテナの変更を余儀なくされ、南側に更なる短縮化アンテナを設置して |
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いますが、既存の(自作の)エレメントの調子がおかしい。1.9MHz用では、共振周波数 |
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すら見つからない。 |
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どうやら、このアンテナベース部分に何かしらのマッチング回路が組み込まれているの |
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ではないだろうか。ならば、接地しないようにしてみようという試みたところ、大成功!! |
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現在、ベースに使っているアン |
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テナは、HA4Sというマルチバ |
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ンドのものです。 |
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どこで入手したものか記憶が |
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無いのですが、新品はこのよ |
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うにして販売されていたよう |
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です。 |
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基本的に使用するのはこの |
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部分だけです。 |
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これだけで全長が59cmあり |
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ます。 |
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先端に5mmφのネジ穴が |
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ありますので、ここに自作 |
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したエレメントを取り付けま |
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す。 |
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以前自作したエレメントを |
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接続すると、うまくマッチング |
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するものと、しないものがあ |
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りました。 |
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特に1.9MHz用は、共振周波 |
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数すら見つかりませんでした。 |
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このアンテナ基部の導通を |
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調べてみると導通ありでし |
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た。やはり、内部に何か回 |
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路が組み込んである。 |
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そこで、アンテナ基部を接地 |
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しないように絶縁してみよう。 |
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使用したのは100円ショップ |
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で購入した「PPシート」 |
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きれいな穴ではありません |
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が、まぁいいか。 |
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あー やっぱり不細工! |
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ですが、これで絶縁できる |
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はずです。 |
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芯の部分はセロファンテープ |
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を3回巻しました。 |
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耐候性は大きな疑問ですが |
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触らずにおけば、仮にぼろ |
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ぼろになっても、絶縁は維持 |
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できるものと安易に期待して |
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います。 |
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給電部は、簡素な直接給電 |
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です。本来ならインピーダンス |
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のマッチング回路が必要だと |
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思いますが、これまですべて |
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この方式で「ごまかし」てい |
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ます。(笑) |
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同軸ケーブルの終端は、2本 |
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の電線でベランダ手摺に接地 |
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しています。 |
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これで同軸ケーブル芯線は |
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事実上エレメントに直結で |
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きているです。 |
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以前使っていた1.9MHz用エレ |
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メントを接続してみると、ピタリ |
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とSWRが下がりました。 |
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ノイズレベルをRIGでスイープ |
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してみると、確かに1.9MHz付近 |
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でノイズレベルの上昇がわかり |
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ました。 |
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経験上、1.9MHz用のアンテナ |
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製作はアンテナアナライザー |
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より、ノイズレベルを聴いた |
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ほうが確かだと思っています。 |
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(特に短縮アンテナの場合は |
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帯域が狭いのでノイズレベル |
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の急峻な変化がわかります) |
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上の写真は、1.9MHz用のエレメントを取り付けたところです。 |
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この改造により、これまでこのアンテナ基部に対応すべく自作してきたエレメントは再調整が必 |
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須かと思いきや、以外にも、ほぼ使用できる範囲でした。(多少のエレメント伸縮は必要) |
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自作エレメントは以下のとおり(周波数順)で、一番下が1.9MHz用です。(ものさしは30cmです) |
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1.9MHz用は37.5cmなので、1.9MHz用を取り付けた場合の全長は96.5cmです。 |
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(※黒く細いコイルの4本はHA4Sに付属のものです) |
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中央に映っているものは7MHz用で、これが一番長いのですが、72.5cmですのでこれを使って |
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も131.5cmです。 これで、1.9〜29MHzまで全部OK!! |
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1.9MHz用の最短型の先端は電灯線の電力計の中の「円盤」部分を取り出したものです。 |
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どういうわけか1.9MHz用のアンテナは先端でスパーク(コロナ放電?)が発生しやすいので |
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円盤でスパークを防止しています。ロングタイプ(下から2番目)はコイルが少な目のためか |
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発熱が少なく、50wでも短時間なら使用可能みたいです。しかし、このままでは先端が明るく |
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点灯(スパーク)してしまい、夜間は非常に目立ちます。 |
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そこで、大型クリップを整形して輪を作って先端に取り付けることにしました。 |
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これで50w投入しても「点灯」しなくなりました。 |
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スパークしない分だけ高周波エネルギーとして効率が上がったと信じよう。。。(汗) |
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【参考資料】 |
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