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2016/12/18 |
作成 |
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Ｔ高等学校（工業高校）でアンテナ設営と調整作業をしました。先月は製作だけ |
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しかできなかったため（雨天のため）今回は実際の設営と運用（運用体験）が |
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できる予定でした。（50MHzヘンテナ 7MHzダイポール
マルチGPの修理） |
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ところがパプニングの連続にみまわれてしまいました。。。 |
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いつもの教室で事前説 |
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明からはじめました。 |
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職業柄（？）高所作業の |
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注意点や、安全帯につ |
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いての説明にも力が入 |
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るOMさんです。 |
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【50MHzヘンテナ設置】 |
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校舎屋上の中でも一番 |
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高い場所に50MHz用の |
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ヘンテナを設置します。 |
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実際に固定する前に、 |
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仮設した上で、測定して |
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おきます。 |
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結果的には、そのまま |
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設置しても問題ないこ |
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とが判ったので一安心。 |
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Ｕボルトの取り付け作業 |
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をしていると、手すりの塗 |
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料が制服に。。。 |
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「帰ったらお母さんに叱ら |
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れる！」 |
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説明に力が入るＨさん。 |
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ヘンテナの給電部を |
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ハンダ付けします。 |
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高校生たちの手際も |
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よくなってきました。 |
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防水のコツを説明しなが |
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ら、実際にテープ巻き付 |
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けていきます。 |
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この高校の屋上には |
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アンテナケーブル専用の |
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配管が施してあり、手摺 |
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の足元まで配線されて |
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いますので、ここに接続 |
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すれば完成です。 |
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3階のシャックで測定して |
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みると、共振周波数が |
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判らない状態でした。 |
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「なんで」 |
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同軸ケーブルの断線を |
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疑い導通試験したとこ |
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ろ、短絡させてもMΩ！ |
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コネクタ付近が浸水により腐食し、ぼろぼろでしたので、先端を切り、新しいコネクタを |
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取り付けることにました。 が、 コネクタの在庫がないことが判明！ |
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これでは今日の設置は不可能です。 |
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そういえば、防水処置後のアンテナの測定をしていないので、念のためアンテナ単体 |
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の完成を確認しておこう。 「あれ？」 |
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共振周波数がみつからない状態でした。原因は同軸ケーブルだけではなかったのか？ |
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バラン周辺を確認しよ |
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うと、テープを剥がして |
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みると、オイオイ！ |
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断線しているではあり |
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ませんか。 |
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さらに、この部分のネ |
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ジ留めも緩いことを発見。 |
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残念ですが、高校生の |
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作業は完全ではありま |
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せんでした。 |
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（でも、これが次回の |
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成功を産むための貴重 |
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な体験なんです） |
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給電部を修理して、アンテナ単体では完成を確認できましたが、既設の同軸ケーブル |
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との接続ができないため、50MHzヘンテナの設置、試験運用には至りませんでした。 |
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【HFマルチバンド修理】 |
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この高校には、もともとマルチバンドGPが設置されていますが、どういうわけか（何かの |
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工事で？）ラジアル部分が撤去されていました。そこで、前回の製作会のときに各バンド |
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用のラジアルを作っておき、今日は、取り付け、調整を予定していました。 |
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既存のエレメントの基部 |
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にラジアルをつけるだけ。 |
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作業自体は簡単ですが |
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調整に時間がかかるこ |
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とは承知です。（笑） |
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前回の製作会で7MHz用 |
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ダイポールも作ってあり |
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ましたので、設置場所を |
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考えました。 |
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GPの支柱を使えば7MHz |
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のダイポールの給電部を |
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高くできるので、GPの支 |
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柱を兼用することにしま |
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した。 |
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（実はこれが災いの元だ |
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ったかも） |
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3.5MHz用のラジアルは |
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20ｍ程ですが、さすがは |
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学校の屋上です。 |
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楽々設置できました。 |
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固定する場所にも |
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困りません（笑） |
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ところが、 |
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測定してみると、全く |
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使えないことが判明！ |
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ラジアル相互の干渉 |
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に加え、7MHzダイポ |
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ールまで干渉している |
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ようで、21MHzと28MHz |
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で、無理やりなら使える |
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レベルでした。（SWR=3） |
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日没を迎え、作業中止。 |
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なんと、全員が屋上から |
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去ると、SWRが良好？ |
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SWR=2程度！ |
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せっかくのマルチバンド |
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GPですが、21MHzと28MHzだけは、なんとか使える状態になりました。 |
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【7MHzダイポール】 |
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マルチバンドGPのラジアルと近接させたため、意外に苦戦を強いられました。 |
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エレメントのヒゲを切ると、共振周波数が「下がる」という奇妙な現象にも遭遇。。。 |
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「なんで？」 |
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50MHzのヘンテナの例と同様に、給電部の接続が完全でなく、片肺状態（モノポール）だ |
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ったようです。給電部の接続を補修し、「エレメントを切れば共振周波数が上がる」状態に |
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なったものの、GPのラジアルの影響を大きく受けていました。そこで、給電点の場所を変 |
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更し、（50MHzのヘンテナと同じ）手すりを利用したところ7.100MHzでSWR=1.3くらいまで |
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調整ができ、運用可能になりました。 |
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ところが、実際に3階の無線室までつながっているケーブルに接続してみると、無線室側 |
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のケーブル終端にコネクタが存在せず、実運用にはいたりませんでした。 |
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ダイポールの調整がこんなに難しいなんて。（屋上に林立させるのは難しいものですね） |
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結局、50MHzヘンテナは完成したものの給電部のコネクタが無くて（腐食）接続できず。 |
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7MHzダイポールも完成したものの、無線室側のコネクタが無くて接続できず。 |
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HF帯は、21、28MHzだけがなんとか実用範囲になっただけでした。 |
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